今度こそ耳から学ぶ基礎英語Ⅱ--日常会話編 CD-ROM付  
 何年も英語を勉強したのに簡単なことが聞き取れない、話せないと多くの人が思っています。一般的に言って、中学や高校、学習塾での英語の授業は受験を一番の目標としているので、高校、大学入試でいい成績を取るには適しているかもしれませんが、実際に英語圏の人とコミュニケーションをするには不十分な学習法だと言わざるを得ません。
 私達は日本語をまず聞き、話せるようになってから文字を学びました。しかし、英語は中学で大抵アルファベットから、すなわち「目」から学んできました。基本的に「目」から学習したものを、「耳」で理解し、話せるようになれというのはやはり無理があります。
 それで、「やはり耳から学ばないと身に付かない」ということで、CD等の録音教材やビデオなどを試してみたけれど、使いにくいし、効果も無くて途中で投げ出したという人が多いのではないでしょうか。今まで、レコード、テレビ、カセット、CD、ビデオ、デジタル・プレーヤーなど新しい道具が出てくるたびに、多くの英語教材が開発され、今度こそ日本人の英語もうまくなると期待されたものです。しかし、現実は私が学生であった何十年も前と比べても、本質的には少しも変わっていないようです。
 「耳」から学ぶというのは、すでに英語を「目」から学んだ多くの日本人にとって、実はやっかいなことなのです。英語はただ聞いているだけでは身に付きません。ハリウッド映画のビデオを何度も見ても、聞き取れない英語はいつまでも分からないままでしょう。意味を理解し、口に出して何度も言ってみて、似たように言えるようになれば、次から聞き取れるし、話せるようにもなります。しかし、これがまた容易ではありません。
 私達が日本語を話せるようになったのは、四六時中親や誰かから話しかけられ、簡単な単語や表現を少しずつ教えられ、理解し、まねをしていったからでしょう。「人」という最も優れた「マルチメディア教材」から少しずつ理解しながら「耳」から日本語を学んでいったのです。しかし、私達のほとんどは、日本語と同じような環境で英語を学ぶことはありません。
 それでは、CDやビデオで「耳」から学ぶとき、聞き取れない・分からない場合ははどうするのでしょうか。大概の場合、機器を止めて、テキストを見て、またもう一度聞き直すといった煩わしい動作を繰り返すことになります。また、練習したい箇所がどこにあるのか探して、それを何度も聞くのは容易なことではありません。そのうち、せっかくの視聴覚教材も一、二度使用後、あとはテキストを「見て」学ぶ習慣に戻ってしまいます。これでは「聞いて、理解し、まねをして言ってみる」といった大切な作業が十分にできません。
 本教材は、英語を今度こそ「耳」から学び直したいと思う人のために制作したマルチメディア・CALL (Computer-Assisted Language Learning) 教材です。イラストと日本語で意味を理解し、英語の文字を見ないで、短い表現から少しずつ聞いて真似られるようにできています。マウスクリックという簡単な作業で、必要な箇所を何度も何度も練習できます。また、音声による練習の後、文字による学習もできるので安心です。とにかく、テキスト教材を見る前にマルチメディア・ソフトをまず使ってみて下さい。誰でもCD-ROMドライブにディスクを挿入するだけですぐに使えます。詳しい使用法は次章を見てください。
 本教材は、『今度こそ耳から学ぶ基礎英語 -- 外旅行編』に続く基礎英語の第二弾です。日常よく使う表現ばかりを集めました。「海外旅行編」よりも少しばかりレベルが高いですが、ソフトを使って自分のペースで学習すれば、誰でも無理なく確実に身に付く英語表現ばかりです。ソフトで学べば必ず実践で役立つと確信しています。
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